事業の業種は様々ですが、どんな業種もお客さんやエンドユーザと直接触れ合う接客や渉外の仕事の外に、総務や人事などを行う社内向けの仕事があります。

このうち、総務や人事などの業務を総称してオフィスの内側で行う業務という意味でバックオフィスといいますが、バックオフィスのアウトソーシング（外注）は業務効率化のポイントの一つです。

中でも、給与計算は単に単価と労働時間や日数を掛け合わせる計算にとどまらず、社会保険や源泉徴収などの税金まで幅広い知識が求められることから、車内で特殊技能を持つスタッフを抱えるよりも、社外の専門家に委託するのが合理的です。

給与計算の専門知識を持つ、公的資格のプロフェッショナルが社会保険労務士ですが、給与計算の外注はスキルだけでなく社内の情報管理にも効果的です。

給与計算を担う担当者が経営者自身やその親族の場合は問題になりませんが、従業員が他の同僚や上司後輩の給与の金額にとどまらず、扶養親族の状況などの個人情報を知りえる立場にいることは必ずしも好ましいことではありません。

そこで、給与計算や社会保険関係業務を外部の専門家に委託することで、専門知識を持ったバックアップと同時に、車内の円滑な人間関係にも資することが期待できます。

東京で、社会保険労務士に給与計算を委託する場合は、自社の締め日と給与計算の振込手続き日に対応可能かをチェックすることがポイントです。

多くの会社の締め日が月末や15日など、特定の日に集中しがちなので、締め日をあえてずらすのも効果的です。